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「吉兆」

(333mm×333mm キャンバス/2021年制作)

 

 

「吉兆(きっちょう)」とは、良いきざしのことです。

 

つぶさに観察すると、この世界にはいろんな予兆・サインが満ちていると思います。

 

その中から良い兆しを見つけて、その合図に反応すること。

良い兆しを自分の中に集めていくこと。

 

それは未来を、ワクワクする素敵で楽しみなものに変える為のひとつの「技術」だと思います。

 

 

たとえば、ふっと見上げた空に、虹!

 

たとえば、波うちぎわに美しい鳥が舞う光景!

 

たとえば、雨上がりに見上げた空に、大きな虹!

 

それを吉兆と捉えるなら、そこから先の歩み方が変わっていく気がするんですよね。

 

自己暗示かも知れないし

おまじないみたいなものかも、知れないですけど。

 

でも、どんなものであっても

前向きな気持ちを自分の元に運んでくれるなら

それはきっと良いものだと思うんです。

小さなことからだって、人はたくさんのパワーをもらえますからね。

 

 

会いたいなって思ってた友人に、街中で偶然出くわしたり

何気なく目に飛び込んでくる数字が、自分にとって特別な意味がある数字だったり。

 

偶然がつながって、必然になっていく感覚なのか

自分の無意識が、目にうつるものを

連想ゲームで勝手につないでいってるのかは、分からないですけど。

 

そういう風に、点と点がつながっていく感覚がある時って

自分で自分の背中を押しやすい、絶好のタイミングなんだと思うんですよね。

 

それは逆に言えば、内なる自分が

前に進むための一歩を踏み出す勇気を求めていたり

新しい自分に生まれ変わる為のきっかけを

待っている状態っていうことなのかも知れません。

 

 

歳を取れば取るほど、背負っているものが知らぬ間に多くなるし

過去の経験が邪魔をして、新しいチャレンジをしたり

変化をすることに対して、臆病になったりもします。

 

これから先の自分の理想の未来を

頭の中にフリーハンドで思い描くことすら

なんだか「えい!」っと、腰を上げるパワーがいるようになるじゃないですか。

 

学校の小さな机の上で、ノートの切れ端に

自分の夢想を、誰にもはばからずに描けていた頃が懐かしいですよね。

 

大人になればなるほど、経験が増えるし知識も増えるから

踏み出す一歩が、どうしても重くなってしまう。これは仕方ない事だと思います。

 

だからこそ、自分の背中を自分で押す「技術」が

大人になるほど、必要になってくるんだと思います。

 

何気ない普段の生活のワンシーンから

「吉兆」を見つけ出して、その合図に反応して、自分の気持ちを高めていくことは

そういうテクニックのひとつだと思います。

 

心のエネルギーが動き出すことが、全ての始まりですからね。

アンテナを立てて、「吉兆」をキャッチして

自分のハートに、前向きなおまじないをかけてあげてくださいね!

 

それは、続ければ続けるほど

とてもよく効くおまじないになると思います。

 

 

今日も読んでくれてありがとう。

心の形が似ている仲間たちの元に、すてきな吉兆がおとずれますように。