eternal rhythm

「夢幻のリズム」

(333mm×242mm キャンバス/2021年制作)

 

 

「人生は光が当たってる時もあれば、日陰になっている時もあるから。

前に出れる時に、出たらいいんだよね」

 

 

これはある時、個展にきてくれたお客さまが、お話されていた言葉なんですけど

この言葉を聞いた時に、思わずハッとしたんですね。

 

 

そのお客様は、ご自身に向けてこの言葉を使っていたんですけど

かたわらで聞いていた私の心に、この言葉はスーッと入ってきて、記憶のメモ帳にしっかり刻みこまれました。

 

 

 

なんでも右肩上がりで成長しつづけないといけないというような、そんな風潮ってあると思うんです。

ずっと前進しつづけなきゃいけない、みたいな。

 

でも、それってそもそも無理がある話だし、それによって苦しい気持ちになってしまう人もいるんじゃないかなーって、思います。

 

 

「成長」って単語で表現されているものも、実は人それぞれで比較できないものだと思います。

 

ゆっくり時間をかけて花を咲かせる人もいるし、山あり谷ありを繰り返していく人もいる。

 

 

前向きな言葉が苦しく感じる時だってあるし、家にこもって外に出たくない時もある。

輝く太陽の季節もあれば、寒風に耐える冬の季節もある。

 

それが自然なんじゃないですかね。

 

 

そもそも右肩上がりの人生を最後までまっとうするなんて、それはマンガの世界の領域な気がします。

 

だからこそ、「現代のおとぎ話」として人を惹きつけるパワーを持つのかも知れないですが

それが皆の目標や規範みたいに扱われてしまうことは、ちょっと無理があると思います。

 

 

だって、リアリティは挫折の連続ですよね。。(笑)

 

想定しない出来事の連続だし、無傷で歩めるような道はどこにもないし、スーパーヒーローはどこにもいない。

思い通りにいかなくて、クヨクヨすることもしばしば。

 

それでもそこから立ち上がって、手を差し伸べてくれる人の力を借りながら

どうにかこうにか、自分一人じゃ歩めない道を、三歩進んで二歩下がりながら歩んでるっていう毎日が、なんだか人間らしい気がするんですよね。

 

上手く行く時もあれば、行かない時もあって当たり前だし、そもそもそういうものだと理解してしまった方が、ずっと生きやすくなる気がします。

 

 

自分が日向にいる時にも、日陰になっている人のことを想えたらいい。

 

疲れた時は無理に前に出ずに、休んだらいい。

自分が前に一歩でれる時に、出たらいい。

 

そう思います。

 

 

ancient sea

 

 

 

 

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