「会話」
(333mm×242mm 水彩紙/2018年制作)
親しくなった二人が、いちばん時間を重ねてすることって結局「会話」なんですよね。
友達でも恋人でも、やっぱり「会話」を、お互いに楽しめるかどうかって、その後の関係性が続くか続かないかを決めている、何よりも大きな要素だと振り返って、思います。
会話をしている時って、深いところで、心と心が音を介して触れ合っているんだと思うんです。
言葉という記号を使って、ただ意味を伝え合っているっていうわけじゃなくて。
言葉は音だから音楽にも通じていて、その人の波長を伝えてくるものだし、波を伝えあっているんだと思います。
自分の内なる音楽を響かせあっている、とも言えるかもしれません。
だから、その波が心地よい人に惹かれるし、深い会話ができた時、何だか心が救われた感覚すら、人は覚えるんだと思います。
言葉を使って当たり前にみんな会話をしてますけど、ほんとはそこに宿っているのはとても強い力なんだと思いますねー。
この作品は、そんな会話のパワーを思いながら描いた一枚です。
let’s have a good conversation!